台湾サイクリング2012
1.実施日 :10月27日(土)から11月3日(土) 8日間
2.メンバー:4名(女性1名を含む)
年齢構成は50代から60代 私は60歳です
3.自転車 :ランドナー2台(TOEI)、MTB1台(ジャイアント)
折りたたみ自転車1台(バイクフライディ)
4.行程 :実走 頭城→蘇澳<鉄道>新城→天祥→太魯閣→花蓮→長濱→台東
5.走行距離:約300km
6.台湾を走ることに付いて考えたこと
1)何処を走るか
去年、私が走った東海岸なら、少しならずとも案内できるのと、1人では
余裕が無く走るだけになってしまった反省があるので、再度の気持ちがあ
りました。
2)走る方向は
去年は、台東から海岸沿いを礁渓温泉まで北上したが、連日向かい風だっ
たのです。
北東からの季節風が吹いていたので、海岸沿いは強風でした。
しかし、台湾は右側通行なので、東海岸を北上すればいつも右側に海が見
える。
海側には公園や休憩所、観光地があるので、体力と時間が有れば北上を勧
めますが、
今回は海岸沿いに南下することにしました。
3)時期は
10月末から11月に掛けて、去年は9日間快晴だった。 今回はまったく裏
目に出ました。
4)人数は
動きやすい人数は4名。
5)宿泊は
去年は1人だったので、桃園空港の近くに到着時と帰国前日だけホテルを
確保し、後は飛び込みで何とかなったのですが、今回は4名で女性が1人
いるので、一人一部屋を確保する必要がありました。
しかし幸いな事に、台湾に友人がいるメンバーが宿をセットしてくれ、こ
の計画を不安無く進めることができました。
7.結果は
10月27日から11月3日で、台湾の東海岸を追い風を受けて南下することに
なったのです。
雨の天気予報は的中しましたが、準備もしっかりしていたので、結果オー
ライでした。
記録
10月27日(土)、昼の便で関空を出発
持ち込んだ自転車は、ランドナー(TOEI)2台、GAIANTの
MTBとバイクフライディーポケットラマの各1台で計4台です。
飛行機に自転車を持ち込むときに、一番気になるのが取り扱いになると
思います。
取りあつかい注意の札をつけるものの、自分の手を離れると投げられた
り、積み重ねられたりしても判りません、日本の航空会社ならまだまと
もですが、他はまったく信用できないと思います。
輪行状態の自転車の弱点は、角にあるのでそこの保護は重要です。
十分なクッションで自転車を包んで輪行袋に入れました。
私のポケットラマはスーツケースに入るので、完璧じゃありませんが、
今回も無事でした。
飛行機に預ける荷物の重量はエコノミークラスで20㎏まで無料ですが、
1㎏オーバーに対して1,000円が必要です。
普通の自転車で普通の輪行袋なら、寸法、重量共にセーフだと思います。
それから自転車の持ち込みを航空会社に伝える必要が在ります。
空港窓口のコンベアやレントゲン装置に入らない大きさなので、別の
台車で運ぶ必要があるのです。重ねて置けないので、飛行機の荷物室を
確保する必要もあるみたいです。
さらに、輪行状態の自転車が4台なので、移動の手配が必要です。
飛行場に運ぶのも大変だし、桃園空港から台北のホテルまで運ぶのも
大変なので、旅行社にバスをチャーターしました。日本語のできる
ガイドとセットです。
桃園空港は自転車では空港から出られないのです。
自動車専用道路と鉄道は有るのですが、空港に到着して空港に荷物を預
けて自転車を組み立ても、その自転車に乗っては出られないのです。
他の空港は判りませんが、桃園空港は徒歩または自転車では出られない
ので、バスをチャータしたのです。
桃園空港に到着した迎えのバスは、大型の観光バスでびっくりしました
が、自転車もらくらく載せることが出来てホテルの前まで、我々と自転 車を運んでくれました。
台北の宿は台北駅のすぐ近くのYMCAです。ここなら輪行袋を持って歩いて駅に行けるのです。
インターネットで見る台湾の天気予報は、連日の雨マークが 続いていました。
到着した夜は、メンバーの台湾の友人が夕食に招待してくれたのです。
行ったお店は小蘢包で有名な鼎泰豊(デンタイ ファン)でした。
料理は小蘢包だけでなく、地元のチョイスなので色々美 味しい物が出てきました。感謝です。
その後、台北駅で明日の切符を買ったのですが、台北から頭城に行くには、特急自強号が止まらないので急行莒光号でした。
台北駅は大きくて、重い自転車を抱えて駅の中を迷うと大変なことにな
るので、下見で歩いて最短コースを探してきました。
後はホテルに帰って自転車を組み立てて、無事を確認してから、また輪
行状態にしてその日は終了しました。
10月28日(日)天気は曇りのち雨
朝食はホテルの近くにあった食堂に入りました。大腸麺線と肉包と菜包で
80元(220円)くらいだったと思います。
汁だくのビーフンと肉マン見たいな物でしたが
、美味しかったです。
その後、ホテルから輪行状態の自転車を担いで、
台北駅のホームに無事
到着したのですが、車両の指定席は取ったもの
の、車両は人で一杯でした。
急行は立ち席有りで、指定席でも乗客がいなければ座れるのです。
4台の自転車の置き場に苦労しました。
途中の駅で大半の乗客がおりて車両はすいたのですが、窓の外はすっか
り雨になっていました。
頭城(トウチャン)駅に着いて、自転車の組み立てです。
初端から雨具が必要でした。
ちょうど昼だったので、駅前の焼餃子と水餃子の小さな専門 店に入りました。
餃子は色々な種類があって一つ10円ぐらいなので、色々注文 してこれも美味しかったです。
頭城駅からが今回の台湾サイクリングが始まります。
頭城の町から2号線に入り南下するのですが、サイクリングロードではなくて、普通の道を走ります。
私も始めて走る道なので、何もかもが珍しいのできょろきょろして、町を外れると田んぼと養殖池がたくさんあって、田舎の雰囲気です。
自転車を飛行機に乗せるときにタイヤの空気を少し抜くように、航空会社が要求するので少し抜くのですが、携帯のインフレーターでは不安なので、コンビニで空気入を借りてしっかり空気
を入れました。
サイクリングロード近くのコンビや警察には、空気入れが置いてあるの
です。
途中でサイクリングロードの案内看板があったので、 その道に
入ったのですが、ジャングルの中を進むよう な道は見晴らしが 無くて単調でした。
このサイクリングロードは川で途切れていたので、普 通の道に
戻りました。
普通の道でも自転車レーンが広くて、日本の自転車レーンと比
べ物になりません。
3時頃から雨が強くなり少し雨宿りをしましたが、地図で確認 すると宿までは2㎞ぐらいなので待っていても止みそうにない ので、ホテルに走り込んだのです。
その夜のホテルは蘇澳(スーアオ)大飯店、雨が強くて外に出られない
のでホテルの隣の海鮮料理店で夕食でした。
魚料理の店ですが、青菜の炒め物がとても美味しかったで す。海草のような歯ごたえのある青菜はシーズンなのか、その後も何度か食べること
が出来ました。
その店に来ていたお客が日本語を喋れたので、店員のように料理の説明 と手配をしてくれたので、たすかりました。楽しい夕食を感謝です。
その夜の雨は強くて、朝まで降っていました。
本来の予定だと、蘇澳から海岸沿いの道を通って太 魯閣に走る予定でしたが、雨が強くてさらにこの蘇澳・花蓮コースは、 今回最大の難所 で土砂崩れや通行止めも多いのです。
昨年に私が一人で走ったときも、自転車進入禁止の トンネルや土砂崩れの復旧工事で片側通行の規制が 何ヶ所もありました。
去年は天気が続いて条件が良かったのですが、今回は強い雨で条件も悪
く、グループ走行なので安全を考えて、鉄道を利用する事にしたのです。
続く